万年地獄堂

いつも最低 いつも最低最高最低

体裁よく丁寧なサインを

眼科に行った。小さい子供が俺の顔をよく覗き込んでくるので、「なんだ、俺も子供相手ならまだまだイけるのかね」なんて思っていたらただ鼻毛が1本出ていただけだった。俺の目はだんだん悪くなっているらしい。現在右目は-7、左目は-8のコンタクトを使っているが、強い乱視持ちなせいでこれ以上度数を上げると近くのものが見づらくなってしまい、目がものすごく疲れるようになってしまうらしい。困った。

小山田壮平バンドツアーのチケットを無くしてしまった。11月唯一の楽しみを自らの手で消してしまったのだ。あれは1週間ほど前だったろうか、俺はいつも通り1人で酒を飲んでいた。12時を回って、「そういやまだ発券してなかったな」と思いセブンへ足を運んだ。確か番号が1500とかで、まぁまぁな席だな、なんて思っていた。家に帰ってまた飲んでいると、今度はゴミを捨てていないのを思い出した。夏場は早めにゴミを捨てないと小バエが湧く、というのは一人暮らしならば周知の事実だ。その時俺はセブンの袋をチケットが入ったままでゴミに捨ててしまったのだ。本当に情けなく思う。5000円をドブに捨ててしまったわけだし、ずっと楽しみにしていたライブにも行けなくなったわけだし、紛失したのが完全に自分のせいだからだ。正直言って俺は真面目な性格でしっかりしているほうだと自負している。しかしちょくちょくマヌケな部分が出てしまうというか、抜けているのだ。詰めが甘いとも言う。最近ほんとについてないなぁと思う。心から落ち込むことが起こると、体の全身から力が抜けて食欲すら沸いてこなくなる。ダイエットにいいかもしれないね。まず間違いなく精神をやられるけど。

選ぶことができるってのは自由であることだ。けれど選ぶってことはその責任は全部自分に帰属する。誰かの助言があったとしても、最終的に決めるのは自分なのだから、その結果が良かれ悪かれ他人のせいにしてはいけないのだと浪人時代強く思った。だからもう俺は自分で決めるのが嫌になりかけているのかもしれない。なんだか疲れてしまったんだ。誰か俺の人生にレールを敷いてくれないだろうか。俺はそのレールに従って生きて死にたい。自分で選択して、失敗してばっかりだ。ここ最近は特にそうで、いい加減滅入ってしまった。誰かが「お前はこうするんだ!こうしてこうしなきゃ、殺してやる!」くらいに言ってくれたら俺も頑張れるかな。