万年地獄堂

いつも最低 いつも最低最高最低

24歳の誕生日に仕事を辞めた

7月11日を以って、3ヶ月と少しの間働いたITの会社を辞めた。次の日は24の誕生日だった。会社には嫌な人がいた。会長だった。会長だなんて目上の人とそこまで関わることないでしょ?と思われて当然だが、私の会社は週に1回2〜3時間程度、会長研修という名の自慢話を聞かされ、その内容をレポートし提出、さらには「出世の手引き」と称した会長の話をまとめた文書を作成しなければならなかった。ここまではまだいいんだ。問題は、その会長という人間が気に入った人間とそうでない人間とで露骨に対応が変わり、自分の気分によっても態度が変わり、更には一度言ったことを次の週には撤回したりだの甲斐性のない人間であることなのだ。会長は株式を全て持っているため、社員の誰も、社長さえも会長には逆らえず、実質的に会社の所有と経営の両方を握っていた。私は気に入られてない側だったのでなんでもかんでも否定された。「IT業界にいていい人材じゃない。ポテンシャルがない」と言われたし、趣味で弾き語りをやっているが、人に聞かせることはないと言うと「それじゃあ全く意味がない」とも言われた。他にも言われたことの最悪はたくさんあるのだけれど、それらを全て挙げるのは面倒くさいし、面倒くさいからこのくらいにしておく。

6月の後半に面談があった。配属先を決めるための面談だ。前にただのプログラマーで終わるな、システムエンジニアを目指せと言われていたので、面談に持ち込む自己申告書にはその通りに書いたのだが、そうすると「お前はプログラマーにすらなれねえよ、プログラマー舐めるな、大体お前はIT業界にいていい人材じゃない、ポテンシャルがない」だのなんだのボロクソに言われて、そこまで言われるのならば私もここに無理して居続ける必要はないなと、また、ポテンシャルがないのであればどれだけ努力しても無駄であるから、お互いのためにも良くないなと判断し結果仕事を辞めたのだ。

これでも色々端折ったつもりで、本当に色々最悪があって、それらをいちいち語ろうとしたらとてつもなく長くなってしまう。それに誰だってあんまりそんな暗い話を聞きたくないよね、ってことでこの辺りにしておきます。俺は24の誕生日に仕事を辞め、無職になりました。今は60万ほどある貯金をゆっくりと溶かしながら、部屋の隅を見つめたり、お茶を飲みながら甘いものを食べたり、アニメを見たり漫画を読んだり映画を観たりしながら転職活動をしています。9月までに決まるといいな。みんなも仕事なんて無理して続けなくたっていいんだ。お前の全てを否定する人間のことなんて気にしなくていいし、そんな奴と一緒にいたくないのなら離れてやったっていいんだ。金が無くとも、惨めでも、ダサくとも、生きようぜ。